頑張りを、次の「できた」へ
勉強時間を増やす前に、
答案が教えてくれること。
机に向かう時間は増えた。学校のワークにも取り組んでいる。それでもテストの点数が思うように動かないと、「何を変えたらいいのだろう」と感じることがありますよね。
中学生が勉強しても点数につながらないときは、解説を理解できたかだけでなく、何も見ずに解けるか、テスト中にどこで迷ったかまで確かめてみましょう。今の努力を活かすために、答案から次の練習を選ぶ方法を紹介します。

答案を見るときは、点数の先へ。
点数だけでは、どんな練習をすればよいかまでは分かりません。出題範囲や難しさも変わるので、前回との点数差だけで努力を判断せず、問題ごとの様子を確かめてみてください。
初めに、自分の力でできた問題を見つけます。そのうえで間違えた問題を一つ選び、問題用紙・答案・普段のノートを並べて「どこで止まったか」を一緒に整理しましょう。次の3つは、見直す際の目安です。一つの問題に複数の理由が重なることもあります。
解き方の入口で迷った
最初の式や、使う決まりが出てこなかった。
次の練習:解説で分からない部分を確認し、基本問題で同じ考え方を試す。前の単元に戻る必要があるかも、先生と確かめます。
途中で答えが変わった
考え方は合っていても、符号・計算・単位・条件の読み取りなどで違いが出た。
次の練習:正しい解答と一行ずつ比べ、違いが出た場所を確認する。「次は何をチェックするか」を一つ決めます。
時間内に取り組めなかった
空欄がある、途中で時間が足りなくなった。ただし空欄だけでは、時間不足か理解の問題かは決められません。
次の練習:時間を気にせず解けるかを確認。解ける問題なら、似た問題で時間を測り、取り組む順番も見直します。
「ケアレスミスだった」で終わらせず、どの行・どの条件で違いが出たかまで見つけると、練習の目的が具体的になります。
「分かった」を、解く練習につなげる。
解説を読んで納得できることと、解説なしで答えまで進めることは、別々に確かめたいところです。同じ問題を解き直すときも、答えを覚えているだけではないか、自分の途中式を見て確認しましょう。
解説で確認する
どの手順が分からなかったかに印を付けます。理由が分からない部分は、そのまま写す前に先生へ相談しましょう。
解説を閉じて解く
別の紙に、途中式や考え方も書いてみます。止まった場所は、次に相談するための手がかりになります。
日を変えて確かめる
同じ問題や、数字・条件を変えた問題に取り組みます。自分で進められたかを見て、次に練習する内容を決めます。
これは家庭で試せる進め方の例です。すべての問題を一度にやり直す必要はありません。学校の提出期限や塾の宿題も確認し、まずは一つの単元、一つの問題から取り組んでみてください。

数学なら、間違えた一行から。
次は、解き直しを整理するために作った説明例です。実際の生徒の答案や指導実績ではありません。
方程式の説明例
−2(x − 3) + x = 5
かっこを外すとき、−2 × (−3) = +6になるところを確認します。
−2x + 6 + x = 5
−x + 6 = 5
−x = −1
x = 1
もし最初の行を「−2x − 6 + x」と書いていたら、見直すのは負の数どうしの掛け算と、かっこの外し方です。答えだけを直すより、違いが出た手順を練習へつなげやすくなります。
もう一度確かめる例:−3(x − 2) + x = 4 を、解説を見ずに途中式から解く。
確かめる問題の答えを見る
−3x + 6 + x = 4 → −2x = −2 → x = 1。符号の扱いに加え、途中の式を自分で書けたかも確かめてください。
英語なら、間違えた文を正しく書くだけでなく、「なぜその語順になるか」を確かめて別の文でも試す、という見直し方が考えられます。教科に合う練習は先生と相談しましょう。

家庭では、一つの「できた」から。
「こんなに勉強したのに」と感じるときこそ、最初はできた問題に目を向けてみませんか。保護者の方がすべて教え直す必要はありません。お子さまが次に確かめたいことを、メモにするだけでも相談につながります。
保存して使える・振り返りメモの例
自分でできたこと:かっこを外す式が書けた
迷った場所:負の数どうしの掛け算
次にすること:基本の計算を確認して、似た問題を一つ解く
確かめる日:○月○日
先生へ相談したいこと:途中式のどこで違いが出たか、一緒に見てほしい
声かけも「次は何点取る?」だけでなく、「どの問題は自分でできた?」「次に一つ確かめるなら、どれにする?」と具体的な場面から始めてみてください。
勉強時間を増やすために睡眠を削ったり、本人が疲れ切るほど課題を積み重ねたりする前に、今の課題量と生活の予定も確認しましょう。

答案とノートを、相談のきっかけに。
個個塾の中学生向け個別ベーシックコースは、1:2の対話式個別指導です。分からない問題の解説と演習を、一人ひとりの目的・学力に合わせて進めます。英語・数学では、これまでの単元の理解度も確認し、学習内容に反映します。
答案や普段のノートが手元にあれば、学習相談の際に持参できるかを教室へ聞いてみてください。「家では解けたのにテストでは迷った」「解説のあと、どこまで一人でできているか知りたい」など、具体的な様子を伝えると相談しやすくなります。
とうごう兵庫教室の公開記事でも、解説を読んで納得するだけで終わらず、時間を置いて自分で解き直すことが紹介されています。
体験で、練習の進め方を確かめる。
体験授業では、説明が分かりやすいかに加え、説明後に自分で解く時間があるか、途中で迷ったところを確認できるかを見てみましょう。
- 今できていることと、次に練習することを相談できるか。
- 解説を聞いたあと、実際に自分で取り組めるか。
- 学校の課題や生活の予定を含めて相談できるか。

点数だけでは伝わりにくい、日々の努力もお聞かせください。無料体験や面談を通じて、お子さまに合う学び方をご検討いただけます。
よくあるご相談
学校のワークは、何回解けばよいですか?
回数だけで判断せず、解説を見ずに進められるかを確認しましょう。答えを覚えている問題は、似た問題でも試してみます。必要な量や優先順位は、理解度・提出期限・テスト範囲に合わせて先生と相談してください。
すべての間違いを、一度に直すべきですか?
まずは次の学習につながる問題を一つ選ぶ方法があります。どれから始めるか迷うときは、答案を見ながら先生に相談しましょう。
分からないところを質問するのが苦手な場合は?
途中までのノートや、印を付けた問題を見せる方法があります。質問が苦手なお子さまの伝え方と家庭のサポートも参考にしてください。