小学生の国語の読解力を伸ばすには?読めるのに内容がわからないときの工夫

音読はできる。でも、聞かれると答えられない。

「読めた」の次に、
どこまで伝わったか。

「文章はすらすら読めるのに、国語の問題では手が止まる」「本を読んだ後、どんな話だったか聞いても答えにくそう」。読解力を伸ばすには、何をすればよいのでしょうか。

まずは、言葉の意味・一文の関係・答えの手がかりを、短い文章で一緒に確かめてみましょう。ただ読む量を増やす前に、今わかるところと迷うところを見ていく方法を紹介します。

短い例文で確かめる

とうごう兵庫教室で先生と生徒が教材を確認する学習風景
とうごう兵庫教室の学習風景。本文の例文や特定の国語講座に取り組む記録ではありません。

国語の読解が苦手でも、迷うところは一つとは限らない

音読のなめらかさだけで、文章の理解まで判断するのは難しいことがあります。宿題の一問を見ながら、本人が何を読み取ったかを聞いてみましょう。

言葉の意味|その言葉を説明できる?

知らない言葉があると、その後の内容もつながりにくくなります。「ためらう」「対照的」など、文中で使われた言葉を確認します。辞書の説明を読むだけで終えず、その場面ではどんな意味かを一緒に考えます。

一文の関係|だれが、何をした?

言葉は知っていても、主語と動作、「これ」「それ」が指す内容、長い文の区切りで迷う場合があります。「だれが何をした文?」と、短く言い換えてみます。

文と文のつながり|理由や違いをたどれる?

「なぜ」「どんな違い」と聞かれたときに、本文のどこを手がかりにするかを見ます。「だから」「しかし」などの前後を確認し、本文にあることと、自分が思ったことを分けてみましょう。

ここでの分け方は、家庭で相談の手がかりを探すための見方です。一つの答えでお子さまの力を判定するものではありません。漢字や文字を読むところで困る場合も、内容の理解と分けて先生に伝えましょう。

読めるのに内容がわからないとき、短い例文で確かめる

長い文章を最初から全部説明させるより、短い文を一つ見てみます。下の文章は、家庭で確かめるために作った記事用の例です。

親子で読む短い例文

りくさんは、新しい本を借りたかった。しかし、図書館は休みだった。そこで、家にある本を読み返すことにした。

個個塾の実教材や生徒の事例ではありません。学校で習っている内容や、本人が読める長さに合わせて使ってください。

言葉を確かめる|「読み返す」って、どうすること?

一度読んだものを、もう一度読むことです。「新しく借りる」と「読み返す」の違いを、本人の言葉で説明してみます。知らない言葉があれば、まずそこを確かめましょう。

一文を確かめる|読み返すのは、だれ?

三つ目の文には名前が出てきませんが、前の文から、りくさんの行動だとわかります。「家にある本を読み返すことにしたのは、りくさん」と、名前を補って読んでみます。

つながりを確かめる|どうして家の本を読んだの?

「図書館が休みだったから」が本文の手がかりです。「しかし」の前後では、借りたい気持ちと、借りられない状況がつながっています。「そこで」の後には、その状況を受けた行動が書かれています。

本文にある流れを並べると

気持ち:新しい本を借りたい

↓ しかし

状況:図書館が休みだった

↓ そこで

行動:家の本を読み返す

一方、「りくさんは家の本が大好きだったから」と答えた場合、その気持ちは例文には書かれていません。「そう思ったんだね。文章のどこに書いてあるかな?」と、本文の手がかりへ戻ってみましょう。

本人が答えられたところまでを確認し、全部を一度に説明させる必要はありません。日常の読書を毎回テストにするのではなく、宿題などで迷った一問を短く確かめる使い方です。

小学生の読解力を伸ばすために、家庭で試せること

毎日長い時間を確保しなくても、本人が無理なく取り組める短さから始めてみます。読むことが負担になっていないかも、一緒に見ていきましょう。

知らない言葉を、一つだけ使ってみる

教科書や会話に出てきた言葉を一つ選び、意味を確かめて短い文を作ります。「今日は、何をためらった?」など、本人の経験に結び付ける方法もあります。辞書の説明が難しければ、学校や塾で意味を聞く材料にしましょう。

答えた理由と、本文の場所を聞く

「どこを読んでそう思った?」と、手がかりになった一文を指してもらいます。間違いをすぐに否定する前に、本人が見ていた場所を確認します。答えの形を作れない場合は、わかった内容を口で話せるかも見てみます。

低学年は一文から、高学年は関係も

低学年では、だれが何をしたかや、言葉の意味を短い文で確認します。高学年では、理由・対比・指示語なども見てみます。ただし学年だけで量を決めず、今読める文章と学校で学んだ表し方に合わせます。

好きな本を楽しむ時間と、国語の問題を確認する時間は、それぞれ大切にして構いません。感想を話す場面では、正しい答えを求め続けず、本人が面白いと感じたところを聞いてみましょう。

国語マイスター・ことばキッズ・新国語講座は、何を学ぶ?

個個塾の共有資料には、国語の基礎学習、言葉や作文の学習、文章の読み取りに必要な要素の学習が紹介されています。似た名前の講座でも、案内されている内容を分けて見てみましょう。

国語マイスター|学校内容と基礎を確認

小学部資料と小学生コースの公式案内では、教科書に沿う教材やプリントの反復、漢字・単元の確認などが紹介されています。学校の国語のどこで困るかを、普段のノートや課題とともに相談する入口になります。

ことばキッズ|言葉を知り、自分の考えを表す

資料では、言葉の学習、意見文などの作文、音読・書写、アラカルトの四つのテーマが案内されています。言葉を使ったり、考えを文章にしたりする学習です。国語マイスターの授業内で取り組める案内もあります。

新国語講座|語彙・文法・論理を学ぶ

新国語講座の資料では、言葉の意味を学ぶ語彙、文の組み立てや指示語・接続表現などを扱う文法、文章の構造を捉える論理を学習する構成が示されています。

「読めるけれど文の意味がつながらない」「理由を説明しにくい」といった困り方を伝え、どの学習内容が合うかを相談してみましょう。習い事コースの公式案内にも、速読解・新国語、ことばキッズの紹介があります。

上記は資料・公式案内の学習内容を整理したものです。症状から講座を自動的に決める診断ではありません。開講状況や授業の組み合わせは希望教室でご確認ください。本文の例文・家庭の声かけは記事用の提案です。

にっしん香久山教室で生徒が教材に向かう学習スペース
にっしん香久山教室の撮影時の学習風景。特定の国語講座や学習成果を示す写真ではありません。

国語の相談には、問題と「本人の答え」を持って

「読解力が心配」と伝えるときに、迷った問題、本人が書いた答え、どう考えたかを一緒に見せてみましょう。正解に直した後だけでは、どこで迷ったかが見えにくいこともあります。

面談で伝えたいこと

□ 文章のどの言葉がわからなかったか
□ だれが何をしたか、口では説明できるか
□ 答えの手がかりを本文から見つけられるか
□ 書くところで止まるのか、読むところで止まるのか
□ 漢字・音読・記述で、それぞれ困ることはあるか

名古屋市・日進市・東郷町の教室案内もご覧いただけます。今できていることを確かめながら、次に練習することを一緒に整理してみませんか。

無料体験・学習相談の案内を見る

算数の問題文で困る場合は、小学生の算数文章問題の記事も参考にしてください。取り組み始めるところで困る場合は、家庭学習の習慣づくりも紹介しています。

小学生の国語・読解力で気になる疑問

音読ができれば、読解力もついていますか?

音読できることと内容を理解できることを分けて確認します。短い一文の意味や、だれが何をしたかを本人の言葉で説明できるか見てみましょう。

読書の量を増やせば、国語の問題も解けますか?

読む量だけで決めず、言葉の意味や文の関係を理解できているかも確かめます。読書を楽しむ時間を大切にしながら、宿題で迷ったところは短く確認する形を考えてみましょう。

答えを文章で書けないときは、どう確かめますか?

まず口で説明できるか、本文の手がかりを指せるかを見ます。内容がわからないのか、言葉をまとめて書くところで困るのかを分け、学校や塾へ具体的に伝えます。

新国語講座とことばキッズは、どちらがよいですか?

資料では、新国語講座は語彙・文法・論理、ことばキッズは言葉・作文・音読などの内容が紹介されています。困る場面と現在の学習を伝え、希望教室で内容や組み合わせを相談してください。